マッチングアプリを利用するうえで気を付けなければいけない要注意人物がいます。
彼らは、どんなマッチングアプリにも紛れ込んでおり、ネットで出会いを探す人にとっては、常にあるリスクであると言えます。
彼らは特徴がありますので、マッチングアプリに慣れている人は事前に察知することができますが、知識がなければ騙されかねません。
ですので、今回は、彼らの特徴と正しい避け方を紹介したいと思います。
海外アプリに多い投資詐欺業者
Tinderなどの国際的なマッチングアプリには、大陸系の詐欺業者が多く侵入しています。
プロフィールや写真にLINE IDを載せていたり、マッチしてすぐにLINE IDを送って来ますので、避けることは簡単ですが、スパムの量にアカウントを量産しているため、一番目にすることの多い詐欺業者かと思います。
LINEに連絡をすると、仮想通貨を購入させようとしてきたり、海外FX口座の開設をすすめられます。
国内のマッチングアプリは、海外業者には登録のハードルが高いのかほとんど見られませんので、国産のアプリを使うようにしましょう。
ほかの有料サービスへの誘導業者
サクラとしか話せない詐欺のマッチングアプリに登録させようとする業者もいます。
彼らの特徴は、セフレを紹介するなどの性的な誘い文句が多く、登録させようとするLINEのIDは、LINE@が使われていることが多いです。
LINE@とは、ショップやサービス用のLINEアカウントが作れるサービスで、LINEのIDは1つの電話番号に1つですがLINE@であればいくらでも作成することが可能です。
一括送信機能や自動でメッセージを送る事もできるため、詐欺業者も活用されているようです。
LINEのIDの最初に「@」がついていたら、マッチングアプリでは詐欺業者だと思って構いません。
基本的には、インターネット異性紹介事業の認可を受けていないような、無料のチャットアプリにこの手の詐欺業者が多くいますので、国産の有料アプリを使えば避けることが出来ます。
最近急増中の国際ロマンス詐欺
近年では、マッチングアプリやSNSを利用した国際ロマンス詐欺も増えています。
好きだ、結婚しようなどとメッセージを送り、被害者をその気にさせてから金銭を要求する典型的な詐欺ですね。
詐欺グループの手口で多いのは、軍医や軍人を名乗り、難病の子供を助ける治療費を送って欲しいや、軍を抜けるにはお金が必要などと話し、金銭をだまし取るというもの。
海外製のSNSやマッチングアプリを使う際には注意しましょう。
ネットワークビジネス
ネットワークビジネスとは、健康食品や、化粧品、空気清浄機などのサービスを契約させ、自身もその組織の勧誘者になるように誘われます。
自身が別の人の勧誘に成功すれば、紹介料を得ることができます。
マルチ商法やネズミ講とも呼ばれていますね。
ネットワークビジネスは商品自体が高額なうえに友人関係も壊します。
勧誘の仕方によっては犯罪行為になりうるため勧誘側にならない方がいいでしょう。
※事前にネットワークビジネスと説明しないで、勧誘行為をすると違法等
このネットワークビジネスは、販売方法がマッチングアプリと相性がよいため、色々なアプリで目にすることがあります。
そして、残念ながら優良と言われるマッチングサービスでも排除できていません。
特徴としては、プロフィールに「ビジネス/投資をしています。」、「おすすめの美容品教えます。」とか、「とあるサプリでダイエットに成功しました。」など、マッチングアプリにふさわしくない自己紹介が書かれていることが多いです。
また、社会人サークルのフリをして集団で勧誘するという手口もよく使われています。
スポーツサークルメンバーを募集していたり、ホームパーティーに参加しませんか等、集団で会おうとする相手は警戒してください。
水商売の営業
ホスト・キャバクラ・ガールズバー・コンカフェなど、水商売の営業もマッチングアプリには多くいます。
写真が、キャバクラで撮ったような写真であったら、だいたいは話しているうちに「お店に会いに来て」と営業をかけられます。
会ってから店に誘導されるということはあまりありませんので、メッセージで誘われたら断るか、お店で撮ったような写真がプロフィールに使われていたら、初めから相手にしないようにしましょう。
ぼったくりバーのキャッチ
ぼったくりバーは、一般人のフリをして飲みに行く約束をとりつけ、お気に入りの店があるからとボッタクリバーに誘い込みます。
特徴としては、場所指定で即日飲みに行ける相手を探しているということです。
新宿で今日のみに行ける人!など、場所指定で飲みを募集している人は警戒してください。
そして、初対面の時は相手の指定したお店では飲まないようにしましょう。
要注意人物を避ける方法は意外と簡単
マッチングアプリには多くの要注意人物が紛れ込んでいます。
投資詐欺業、ほかの有料サービスへの誘導業者、国際ロマンス詐欺などは、国産の優良アプリを使えば避けられます。
水商売の営業や、ぼったくりバーのキャッチは、即会いはせずに初対面で飲みにいかないようにしていれば相手も諦めます。
ネットワークビジネスも、社会人サークルメンバーとして会いたがったり、勧誘のしやすい特定の喫茶店で会いたがりますので、特定の場所にこだわる人は何か思惑があると思って下さい。
マッチングアプリでは、即会いをしない、特定の場所にこだわる相手は避ける、集団とは会わない、初対面で飲みにはいかない、の4つを守れば悪質な会員に騙されるリスクはほとんど無くなります。
また、インターネット異性紹介事業の認可を受けている優良アプリであれば、悪質会員自体も少ないので優良アプリを使うようにしましょう。