ぎゃるるは2020年5月にアプリ配信が終了し、インストールができなくなりました。
運営からのお知らせはありませんでしたが、アプリ自体も起動しなくなり、ひっそりと消えるように長い歴史に幕を閉じました。
では、ぎゃるるはどんなアプリだったのか、なぜ消えていったのか詳しく解説していきましょう。
ぎゃるるはどんなアプリだった?
ぎゃるるは、ユーザー同士で2人チャットができるチャットアプリでした。
特徴は、スマホのGPS機能を使い距離が近い順で表示されるので、近所の人と知り合えるということ。
写真を載せる事もでき、相手の顔を確認しながら近所のユーザーと話すことができたので、出会い系として利用する会員も多くいました。
途中からアプリ機能も拡張され、漫画を読む機能や、ファッションを投稿する機能、ショートムービーを投稿する機能なども追加。
ですが、多機能なSNSアプリとなってからは、広告が多く、何かにつけて動画広告が割り込みました。
アプリ自体も重く、スマホが熱くなって電池がみるみる減ったり、強制終了もよくおきましたので、使い勝手が悪くユーザー離れがおきました。
ぎゃるるは出会い系では無かった
出会い系として利用するユーザーが多く、スタービーチの再来ともいえる人気を博したぎゃるるでしたが、ぎゃるるは出会い系アプリではありませんでした。
近場の人と知り合えて、2人チャットもできるのに出会い系ではないとは不思議に思うかもしれませんが、出会い系を運営するには公安局への届け出が必要です。
そして、届け出が認可されるには、18歳未満が利用できないように身分証で年齢確認をするシステムを導入しなければなりません。
ぎゃるるは年齢確認を導入しておらず、誰でも登録ができるようになっていたんですね。
かわりに、利用規約で出会い目的での利用を禁止とし、出会い系では無くSNSアプリとして運営されていました。
犯罪にも使われるように
登録もいらず無料で近場の人と知り合えるぎゃるるは爆発的に流行りました。
ですが、簡単にだれでも登録が出来るとなると、犯罪目的の会員も増えていきます。
別のアプリに誘導する業者なども多く、援助交際も問題化し、美人局などの脅迫事件もおきてしました。
そのため、運営も警察と協力して規制の方向へ乗り出します。
チャット画面には、援助交際を禁ずる警告文も表示されるように。
また、プロフィール欄が閉鎖されるなど出会いやすくなる機能も削除されていきました。
そして、規制強化以降、減ったユーザーからの広告収入を補いたかったのか広告量も増え、どんどん使いづらいアプリになっていきます。
また、座間9人殺害事件の犯人が学生時代にナンパで使っていたアプリも「ぎゃるる」だったこともあり、イメージが悪化。
閉鎖直前の2020年頃には、アプリからはユーザーがいなくなってしまいました。
再開はかなり厳しいと思われる
ぎゃるるの再開は、かなり厳しいものと思われます。
流行った当時は、アプリに対する警察の指導が行き届いていなかったのか、ぎゃるるのように年齢確認のない出会い系アプリがいくつもありました。
ですが、現在はどれも規制が入り、アプリが消失してしまっています。
当時のようなアプリは、現在では再開不可能でしょう。
規制強化後の、ぎゃるるであれば再開できるやもしれませんが、規制された状態では人が集まらず過疎化してしまっています。
ですので、再開したところで利益が得られないのではないでしょうか。
また、犯罪にも多く利用されてしまったため、イメージもよいものではありません。
ありえないことですが、再開するにしても名前は変えざるおえないでしょう。
現在の運営会社は、Vチューバーの会社として生まれ変わったようなので、そちらの事業に注力してくのではないでしょうか。
代わりになるアプリはある?
残念ながら、全盛期のぎゃるるのように、年齢確認が無く、無料で、GPS表示があり、出会えるアプリはありません。
年齢確認は、法律で義務化されていますので仕方ありません。
年齢確認は必要ですが、出会えてGPS機能があるアプリであれば、ハッピーメール(R18)があります。
無料ポイントも貰えますし、月額料金は不要ですので、使いやすいのではないかと思います。